メルカリと確定申告

2021年06月02日

 給与所得者の方は、収入が2000万円以下であれば給与の支払者が行う年末調整によって源泉徴収された所得税額と納付すべき所得税額との過不足が清算されますので、多くの場合は確定申告の必要はありません。
 
 ただし、年末調整が済んでいる給与所得者であっても、その給与所得以外に副収入等によって20万円を超える所得を得ている場合には、確定申告が必要となります 。

メルカリの売上は確定申告が必要か?


 衣服・雑貨・家電などの資産の売却による所得はかぜいの対象となっていますが、 生活の用に供している資産(古着や家財など)の売却による所得は非課税(この所得については確定申告が不要)です。

 つまり、自分で着るために買った洋服や電化製品、食器、家具などの生活に使うために所有していたものを売ったばあいの収入には税金がかからないので、確定申告の必要がありません。

 一度も着ていない洋服であっても、最初から売るために購入したものでなければ税金はかかりません。

 ただし、一点が30万円を超える貴金属や美術品については課税の対象になります。


課税の対象になるものを売った場合

 最初から売るために購入したものや、一点が30万円を貴金属類を売った時には課税の対象になります。

 この場合の課税の対象になる所得金額は売却金額から購入金額を引いた金額になります。

 売却により利益(所得金額が)、サラリーマンの場合には20万円を超える場合、収入がない方の場合は48万円を超えるときには確定申告が必要になることがあります。


 

 メルカリでの売上については、販売目的で仕入れたものや高価なものを売却するのでなければ税金はかからないと思っておいていいでしょう。

 ただし、「せどり」と言われる、利益を得ることを目的として売買するような場合には課税の対象となります。